全般
発送用の箱になぜペーパーとエアークッションを入れるのですか?
多くの場合、箱の中の製品はすでに梱包済みです。箱内の製品が保護されていなければ、輸送中に内部で動き回って破損してしまうことがありますが、これは梱包済み製品であっても同じことです。破損した製品は受取り側にとって迷惑になるだけではなく、環境にも悪影響を及ぼします。というのは、破損した製品を返品し、新しい製品を製造して再発送するには、製品の破損を防止するペーパーやエアークッションを製造するよりもずっと多くのエネルギーと資源を必要とするからです。
小さい製品を非常に大きな箱に入れ、保護パッケージング資材を多めに詰 めて発送することがあるのはなぜですか?
Storopackは保護パッケージングのメーカーとして、お客様(通販業者)が利用する箱のサイズや保護パッケージング材の量について直接口を出すことはありません。しかし弊社は、本当に必要な保護パッケージング資材をお客様が間違いなくご使用できるよう、効果的な梱包工程に関するアドバイスを差し上げています。
使用済のStoropack製品をStoropackに返送してリサイクルしてもらうこと はできますか?
残念ながら、日本では行っておりませんが、ほとんどすべての国と地域でプラスチックとペーパーのリサイクル用回収システムが整備されています。環境への影響を最小限に抑えるために、お客様の地域が採用している廃棄システムを利用して処分していただくようお願いしています。こうしたシステムを利用することが、Storopack製品のリサイクルに貢献できる最もシンプルかつベストな方法です。
保護パッケージング製品には、どのような種類のカーボンフットプリント(温 室効果ガス排出量)とエネルギー排出量がありますか?
弊社ではそうしたデータに意味があるのか調査してきました。その結果、この分野に対する基準は確立されていないことから、不完全で誤解を招くとの結論に至りました。したがって、弊社としてはこの分野の研究や発言からは距離を置くことにしています。
保護パッケージの再利用性
どのようなタイプの保護パッケージングが再利用可能ですか?
残念ながら、日本では行っておりませんが、Storopackのあらゆる保護パッケージングは再利用可能です。例えば個人のお客様であれば、製品を発送元へ返品したり、別の製品を別の宛先へ送ったりするのに再利用できます。また貿易・工業関係の業者様であれば、エンドユーザーからの返品に使用されたバラ状緩衝材を、製品を再送する際に利用できます。
リサイクリング、コンポスト化、廃棄
Storopackの保護パッケージングはリサイクル可能ですか?
はい、Storopackのあらゆる保護パッケージングはリサイクル可能です。加工されて様々な産業用製品に再利用することができます。(※日本ではリサイクルは行っておりません。)
ペーパー緩衝材の正しい廃棄の仕方を教えてください。
日本では、廃棄は国全体で一貫してではなく、地域レベルで規制されています。 ペーパー緩衝材が正しく廃棄されるように、お住まいの市区町村、あるいは最寄りの廃棄業者にご確認ください。
エアピローの正しい廃棄方法を教えてください。
日本では、廃棄は国全体で一貫してではなく、地域レベルで規制されています。 エアー緩衝材が正しく廃棄されるように、お住まいの市区町村、あるいは最寄りの廃棄業者にご確認ください。
バラ状緩衝材の正しい廃棄方法を教えてください。
日本では、廃棄は国全体で一貫してではなく、地域レベルで規制されています。 バラ状緩衝材が正しく廃棄されるように、お住まいの市区町村、あるいは最寄りの廃棄業者にご確認ください。
すべてのStoropackの保護パッケージングが必ずしもコンポスト化できな いのはなぜですか?
保護パッケージングは、発送する品物に応じて非常に多くのタイプが必要になります。陶器やガラスのようなもろく軽い品物は、PELASPAN® BIO(コンポスト化可能なバラ詰め材)を用いた箱内で保護するのが理想的ですが、重い機械部品などは、輸送用の箱内で安定させるためにペーパーとフォームによる梱包が必要です。このタイプの保護パッケージングは、コンポスト化できませんがリサイクルは容易です。
PAPERplus®の製造資材
PAPERplus® ペーパーパッドの製造にリサイクル資材は使用されています か?
製品によって異なります。一部のPAPERplus®紙パッドにはリサイクル資材が含まれていますが、他には含まれていません。
リサイクル資材で作られたPAPERplus® パッドの割合はどのくらいですか?
リサイクル資材を含む紙パッドの場合、割合は少なくとも40%です。紙パッドの中で、100%リサイクル資材で作られたものもあります。
再生可能な原料から作られたPAPERplus® 紙パッドはありますか?
はい。PAPERplus® Classic Grassは最大50%のグラスファイバーで作られており、完全に堆肥化またはリサイクルできます。PAPERplus® Classic Grassは、化学処理薬品を使用せずに作られています。
保護パッケージングはプラスチック製よりもペーパー製の方が環境に優しい のでしょうか?
プラスチックもペーパーも、製造上および廃棄上の利点と不利な点があります。ペーパーは再生可能な資源である木材から作られるという利点があります。一方、ポリエチレン製品はペーパーに比べてエネルギーと水を多く必要とせず、リサイクルにも多くのエネルギーを必要としません。Storopackのあらゆる保護パッケージングは再利用・リサイクルが可能です。
AIRplus®の製造資材
エアークッションは何から作られていますか?
AIRplus® エアークッションはPE(ポリエチレン)フィルムを原料としています。弊社はこのフィルムを自社の生産施設で製造しています。PEフィルムの特筆すべき特徴は、製造に最小限の原料しか使用しないこと、さらにはすぐれた機械的特性、つまり信頼できるレベルであらゆる製品を緩衝・固定・包み込むことができる柔軟性です。
プラスチック製の保護パッケージングの製造は環境にとって有害ですか?
いいえ。弊社のエアークッションに使用するポリエチレンフィルムを製造・加工する過程では、不快な臭い、有毒な蒸気や排水は出ません。ポリエチレンフィルムは塩酸や硫黄を使わずに生産することができ、また可塑剤や重金属を含まないので、地下水を汚染しません。
リサイクルされた原料はAIRplus® フィルムに使用されますか?
製品によります。AIRplus® Voidフィルムのいくつかはリサイクル原料を含みますが、他のAIRplus® フィルムは違います。
AIRplus® フィルムはどのくらいの比率でリサイクル原料を使用しています か?
リサイクル原料を使用して生産されたフィルムは、最低限50%のリサイクル原料を含みます。
「バイオプラスチック」とはどのような意味ですか?
生物系(バイオベース)プラスチック、生物分解性プラスチック、両者を区別する必要があります。生物系プラスチックは、全体または部分的に、とうもろこし、さとうきび、セルロースといったバイオマスから作られます。コンポスト化できるプラスチックは一般に、特定の条件のもとで二酸化炭素と水に分解されます。もう一方は「酸化型生分解性プラスチック」とも呼ばれます。こちらは、生分解されるよう金属を添加した通常のプラスチックです。
Storopackはなぜ「酸化型生分解性プラスチック」を使用しないのですか?
いわゆる酸化型生分解性プラスチックは使用を避けるべきです。破片(サイズによってはマイクロプラスチック)が本当に完全に生分解されるかどうかについて、多くの専門家は疑問に感じています。さらに、酸化型生分解性プラスチックに含まれる添加物はリサイクルにマイナスの影響を及ぼすことがあります。
バラ状緩衝材の製造資材
バラ状緩衝材は何から作られていますか?
弊社のバラ状緩衝材は、コーンスターチを原料としています。弊社のハイタッチとエコホールドは植物でんぷんから作られており、通常の家庭ごみもしくは有機性廃棄物として廃棄できます。
環境保護
Storopackは環境保護に対してどのような貢献を果たしていますか?
概してStoropackは、節減(REDUCE)、再利用(REUSE)、リサイクル(RECYCLE)、再生(RENEW)の「4R」に合致した持続可能性(サステイナビリティ)に力を注いでいます。詳細は、https://www.storopack.com/company/environmental-policy/ を参照ください。( ※日本では行っておりません。)弊社では、限りある資源とエネルギーを考慮しながら保護パッケージングを生産しています。これこそ、弊社製品の多くがリサイクル資源を利用して作られている理由です。「バイオ(Bio)」というブランド名を持つ弊社製品は、再生可能資源を原料とし、生分解可能であり、DIN CERTCO BP(I www.dincertco.de)および(www.bpiworld.org)という独立した機関による認証を受けたものです。Storopack製品工場では、廃熱から得られるエネルギーを可能な限り使用しています。製造過程でフロンガス(CFC)を発生させることもありません。さらに、弊社の保護パッケージングは軽量なので、輸送中の燃費削減に寄与することも忘れてはなりません。
Storopackは自社でのエネルギー効率に関して何を行っていますか?
持続可能な生産は、原材料から製品を創り出すもっと前から始まります。資源を守るという意味でいうと、各拠点にある設備もまたその重要な役割を担っています。そういう意味で、弊社の各拠点では、効率的なエネルギー管理にコミットし、エネルギーを継続的に最大利用しています。
設備の近代化により、これまでにCO2排出量とエネルギー消費量を大幅に削減することに成功しています。しかし、定期監査では、さらに改善するための方法を分析するところまではまだ至っていません。詳細についてはこちらをご覧ください。: https://www.storopack.com/sustainability/energy-efficiency/
Storopackはプラスチック廃棄物に対してどのように関与していますか?
STOROPACKは、ALLIANCE TO END PLASTIC WASTE(プラスチックごみ問題を解決するための国際アライアンス)に参加しています。このプロジェクトは地球をプラスチック汚染から守ることを目的としています。環境問題、特に世界中の海洋のプラスチックごみは非常に深刻な問題です。弊社は、約40社の企業と協力して、今後環境にプラスチックごみを混入させない、また現在すでに混入しているプラスチックごみを除去するプロジェクトに協働することに合意しました。Storopackは、海洋をきれいに守るNPOの中では世界のトップレベルにあるThe Big Blue Ocean プログラムの専属スポンサーです。2018年以来、Storopack は国際的なNPOであるBig Blue Ocean Cleanupを支援しています。弊社は、海岸をきれいにするプログラムの専属スポンサーとして貢献しています。Big Blue Ocean Cleanupは、現在世界の海で起きている問題への関心を高めるための積極的な取り組みをしており、海洋生物や、持続可能な美しい海と海岸を守る活動に力を注いでいます。具体的には、海岸の清掃、海洋プラスチックの回収除去、トレーニングコースの提供、関連団体や一般向けへの情報提供、といった活動においてイニシアチブを発揮しています。Storopackは、Operation Clean Sweep Initiativeに参加し、プラスチック汚染から環境を守ることに大きく貢献しています。ドイツ、フランス、スペインにある弊社のモールディング部門拠点では、Operation Clean Sweepの活動目的達成に力を注いでいます。弊社では、製造過程で出るプラスチック粒子が水を通じて環境を汚さないように取り組んでいます。こういったプラスチック顆粒のロスを減らすことにより、プラスチック全体の価格連鎖を防ぐことに重要な役割を担っています。