STOROPACKは環境内のプラスチックごみ問題に対する国際的な取組みに参加します
環境問題、特に海洋のプラスチックごみ問題をどう解決するかは、グローバルで深刻な課題です。メッツィンゲンを拠点とする保護パッケージングのスペシャリストは、約40社の企業と協力して、環境に混入したプラスチックの除去と今後の予防を目標としています。「プラスチックごみ問題を解決するための国際アライアンス」(以下AEPW)は今年1月に設立され、すでに約10億ドルの基金調達を約束しており、今後5年以内に少なくとも10億5000万ドルをさまざまなプロジェクトに充当していく予定です。
「プラスチックごみは環境内にではなく、秩序あるリサイクルの連鎖の内に留まるべきです。だからこそ、私たちはなんらかの貢献を果たすために、強い信念をもってこのアライアンスに参画するのです。」とHermann Reichenecker取締役社長は述べています。
アライアンスが計画している対策
AEPWは、解決志向型のプロジェクトを含む4部門からなる戦略に注力します。その焦点の1つは必要とされるインフラの開発です。プラスチックごみの影響をとくに受ける都市や地域は、廃棄物処理インフラの開発支援を受けることになっています。また、プラスチックのリサイクル工程と回収のための新技術に資金が投入されていきます。パッケージングのリサイクルのための革新的なソリューションを創出し、循環型経済が可能になるべきです。予算の一部は、影響を被る人びとの意識を高めるためにも使われることを視野においています。消費者にリサイクル工程を知ってもらい、その意識を高めることが目標です。特に焦点となるのが、すでに海洋や河川に蓄積しているプラスチックの処理です。この分野は特に行動要請が高いからです。
この非営利目的のグローバルな取組みは、原材料の供給元、化学製品会社、プラチック製造元、消費財メーカー、リサイクル業などのプラスチックバリューチェーン(廃棄物管理企業)とともに国際企業を包括します。またこのアライアンスは、持続可能な開発のための経済人会議(WBCSD)や国連環境計画(UNEP)とも協働します。将来は、政府、非政府組織、投資家グループにまで協力体制が拡大していきます。